間欠性跛行の原因を知っていますか?
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間欠性跛行とは?
歩くと足がしびれたり、しばらく痛みが出て歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる症状を言います。脊柱管狭窄症の典型的な症状として現われる事が多く、歩行できる距離が短くなっていき、歩けなくなることもあります。スーパーのカートや杖など身体を支えるものがあれば歩けたり、楽になることが多いのも特徴です。
間欠性跛行に見られる疾患とその原因とは?
動脈硬化により血管に十分な血液を送ることができなくなり起こる「閉塞性動脈硬化症」と、脊柱管内の神経圧迫による「腰部脊柱管狭窄症」があります。
閉塞性動脈硬化症とは、血流が悪くなることで足の筋肉に血液と酸素が十分行き渡らなくなる病気のことです。足に痛みが現れるのが特徴のひとつになります。
腰部脊柱管狭窄症の場合は背骨の神経が圧迫され症状が生じます。
主な原因としては加齢、労働環境、背骨などの病気の影響が大きいとされています。
間欠性跛行発症のメカニズムについては「神経根型」「馬尾型」「混合型」の3つに分けて説明することができます。
間欠性跛行の治療方法
保存的治療
リハビリ、コルセット、神経ブロック注射、血液の流れをよくする薬を服用する方法があります。血流を良くし、神経の圧迫を押さえる事で痛みが緩和される場合があります。またリハビリによる筋肉・靭帯・関節の強化を行う事で歩行距離が長くなったり、悪化させないようにすることが期待されます。
保存的治療でも歩行障害の改善がなく、日常生活に支障をきたす場合は手術が検討されます。
外科的手術
脊椎管狭窄症が原因の場合、主な手術方法は脊椎固定術が代表的です。背骨を動かないように器具で固定し、ボルトで止めます。また神経の周りの骨を削り圧迫を取り除く腰椎後方除圧術という方法もあります。圧迫を取り除く事で症状の改善が期待できます。
当院では、脊椎固定術に代わる代替治療として低侵襲で治療ができるDST法を行っています。詳しくは「脊椎固定術のデメリットと代替治療」のページをご覧ください。
DST治療についての動画も公開しておりますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
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脊椎固定術
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腰椎後方除圧術
間欠性跛行の外科手術によって引き起こす可能性のあるリスク
腰椎固定術や腰椎後方除圧術は神経や血管を傷つける可能性があります。
感染症になるリスクがあり、手術した箇所に細菌感染して化膿することがあります。脊椎固定術に関しては、固定用器具の破損やスクリューでの固定が緩くなって腰椎がずれた。または、医師とのコミュニケーション不足が原因で患者様の体質に気づかず、術後に金属や人工材料によるアレルギー反応が出てしまったというリスクがあります。
また固定器具を付けることで腰に違和感や、倦怠感、痛みが長い方で約1年間症状が現れる事もあります。
日常生活の動作も制限されるため、背骨を固定する事によって腰を曲げたり捻ったりする動作は困難です。
当院の治療がどのように間欠性跛行に効果があるのか?
腰椎固定術や腰椎後方除圧術は手術のリスクが高い方や一度手術をして再度治療を行う方にとって手術ができない場合もあります。
当院では間欠性跛行に対応する治療法としてDST法があります。手術リスクの高いご高齢の方や再治療を望む方も対応が可能です。
変性してしまった椎間板を修復・再生させることで神経の圧迫を減らし、痛みの原因となる炎症を抑える事ができます。また、神経の圧迫がなくなると足の痛みが減り徐々に歩行が可能になります。
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亀裂が入った椎間板。
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亀裂が入った椎間板内に針を挿入して薬剤を注入。
※薬剤によるアレルギー反応、副作用は極めて少ない。 -
椎間板を修復・再生させる。
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造影検査により椎間板損傷の有無を明らかにします。
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椎間板損傷部位に薬剤を注入します。
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薬剤によるアレルギーや副作用は極めてまれです。
治療の流れ
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MRI・レントゲンの撮影を行い、その後医師の診断を行います。
診断にてDST法が適応する場合はその日の午後から治療を行う事が可能です。 -
施術室に入り腰に局所麻酔を行い、検査で確認した腰椎の椎間板に針を挿入。
造影検査で椎間板の損傷箇所を確認します。 -
透視装置で椎間板の位置を確認しながら損傷箇所に薬剤を投与。薬剤が浸透したところで針を抜き止血します。
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治療後1時間ほど個室で安静にし、治療後の診察を受けてご帰宅となります。
※帰宅時間は患者様の症状や状態によって異なります。
DST法の治療費
治療箇所 | 1箇所 | 2箇所 | 3箇所 | 4箇所 | 5箇所 |
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治療費用 | 1,200,000 | 1,300,000 | 1,400,000 | 1,500,000 | 1,600,000 |
- 備考
- ※当院で治療を行う場合、診察・診断費用、MRI等の検査費用は全て上記の費用に含まれます。
※治療を行ってから3年以内に再度同一治療を行った場合は治療費は半額です。
※費用は全て税抜き表示です。
※本治療方法は健康保険が適用されないため、全額自費診療となります。
※治療(日帰り椎間板治療)のみの場合はクレジットカード(VISA,MasterCard,銀聯)によるお支払いが可能です。
※リハビリ(腰痛特化型リハビリ)もご希望される場合は銀行振込によるお支払いが可能です。
※医療費の確定申告にて税金の還付を受ける事が出来ます。
間欠性跛行に関するQ&A
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手術のタイミングはどのように判断するのでしょうか?
歩けない、痛みが激しい場合は手術が検討されます。
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間欠性跛行を予防する方法はありますか?
腰痛になりにくい体をつくるためにストレッチや腰痛に効果があるトレーニングをすることをお勧めします。
また間欠性跛行になって歩ける場合はウォーキングなどストレッチを行ってください。 -
脊柱管狭窄症の手術をすると間欠性跛行は治りますか?
個人差がありますが症状が緩和されたり、完全に治る場合もあります。
また日頃から意識をして筋肉や関節を鍛える事も大切です。 -
間欠性跛行は自然に治ることはないのでしょうか?
自然に治ることはありません。治療法としては保存的治療を行う方法か、手術を受ける方法になりますが脊柱管狭窄症が根本的に治ることはないため再発のリスクもあります。当院のDST法は椎間板を修復するため根本的な治療が可能です。
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間欠性跛行にストレッチは改善効果はあるのでしょうか?
間欠性跛行は脊柱管狭窄症の典型的な症状です。
歩行機能を改善するためにリハビリではストレッチを取り入れることも多いです。
ストレッチ以外にも食事や姿勢を整えることで改善することもあるため当院ではリハビリ専門スタッフによる運動指導やリハビリを提案しています。 -
痛みがある場合は安静にしていた方がいいのでしょうか?
痛みが強くない場合はできるだけストレッチをすることをお勧めします。
痛みが強い場合には近くの病院またはクリニックで診断を行う事をお勧めします。
治療一覧
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DST法
(ディスクシール)2010年代よりアメリカで開始された椎間板治療。手術後の患者を含めて、極めて幅広い疾患に適応可能。唯一「椎間板修復・再生」が可能な治療です。『オぺレーション・ジャパン(株)調べ』
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PIDD法
(インプラント)2000年代より行われている椎間板インプラント治療。PLDDのように治療後の椎間板の損傷がなく効果も見込める。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。
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ハイブリッドレーザー治療
PLDDとPODDのメリットを合わせた治療。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。
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PODD法
(オゾン)1990年代より主にヨーロッパで行われている椎間板オゾン治療。幅広い疾患に適応可能です。
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PLDD法
(レーザー)1980年代から日本でメジャーな日帰り椎間板レーザー治療。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。
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腰痛特化型リハビリ
関節・筋肉・靭帯が原因となる腰痛疾患や症状を改善。最新腰痛治療機器を使用し、専属トレーナーがマンツーマン形式で直接指導いたします。
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