椎間板損傷を治療する目的

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を代表とした脊椎疾患に対して、椎間板を治療する目的でDSTだけでなく、幹細胞移植、レーザー治療(PLDD)、オゾン治療(PODD)、人工椎間板、髄核摘出術など様々な治療が存在しますが、そもそも椎間板とは何か?なぜ椎間板を治療するのか?について説明をしたいと思います。

椎間板とは?

椎間板とは背中にある椎骨と椎骨の間にあり、上下にある椎骨のクッションのような役割を果たしている部分です。
椎間板の中心には髄核(水分)があり、それを覆うように線維輪という輪状に走る線維で構成されています。
上下の椎骨に負担がかからないようにするため椎間板は非常に水分量が多く、柔軟性があるクッションのような部分で椎骨を支えています。骨同士の圧迫や腰を曲げたり・捻ったりする動作を助けています。この椎間板が飛び出して神経に当たることで腰痛や坐骨神経痛のような症状が現れます。

椎間板を治療する理由

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症といった腰痛の病気は椎間板が変性することによって現われる病気だと言われています。激しいスポーツや加齢などで椎間板が損傷し、徐々に椎間板の機能が低下し痛みや痺れの原因になるのです。
当院では椎間板治療を行う事で腰痛の原因や症状を緩和させることができると考えています。PLDD法・PODD法・ハイブリッドレーザー治療・PIDD法・DST法はいずれも椎間板を治療しています。DST法は根本的な治療で椎間板の修復を行い再生させることができる治療方法です。

  • 椎間板損傷の治療イメージ イラスト

    脊椎は図1のように、骨とクッション(椎間板)の組み合わせで出来ています。

  • 椎間板イメージ イラスト

    椎間板は図2のように中心に髄核、周囲に線維輪があり、2層構造になっています。

クッション(椎間板)に問題なければ、激しい運動をしても、衝撃がクッションで吸収されるため、周囲の骨や靭帯にも影響はほとんど生じません。子供には慢性腰痛や神経障害が出現しないのは、クッション機能が正常であるからです。しかしクッションである椎間板は、早ければ16歳ぐらいから以下の様な損傷が始まります。

  • 椎間板損傷の亀裂イメージ イラスト

    椎間板損傷は図3の様に繊維輪に亀裂が生じる事を指します。

繊維輪に亀裂が生じると、中心の髄核が急激に脱出すると図4の様にヘルニアを生じ、反対にゆっくりと脱出すると、ヘルニアは目立ちませんが、最終的に髄核量が減少し、図5の様に椎間板機能の低下を引き起こします。

  • 椎間板の損傷イメージ イラスト
  • 椎間板の修復イメージ イラスト

最終的にクッション機能の低下により脊椎の負担が増え、図6の様に脊椎や靭帯の変形から椎間関節炎や靭帯骨化を引き起こし、最終的に脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄を併発します。

  • 椎間板の損傷イメージ イラスト

上記の様に椎間板の損傷から始まり、最終的に脊椎の病気が進行していく事が多い為、根本原因である、椎間板に対する治療が重要となります。

治療に関するQ&A

  • question

    椎間板の治療にはどんな方法がありますか?

    answer

    外科的手術として椎間板を切除する腰椎後方切除術や脊椎固定術などがあります。
    しかしいずれも椎間板を根本的に治すことができないため、再発する可能性があります。

  • question

    ILC国際腰痛クリニックの治療はどのくらい入院が必要ですか?

    answer

    入院は必要ありません。治療後、その日のうちにお帰りいただけます。

  • question

    椎間板がなくなることはありますか?

    answer

    はい、人によってはなくなることがあります。
    長い時間をかけて椎間板の機能が低下し、クッションのような弾力がなくなることで固くなり、すり減って上下の椎骨がくっついてしまう場合もあります。

  • question

    手術以外の治療方法はありますか?

    answer

    はい、手術を行う前に保存的治療が行われることがあります。
    薬物療法や運動療法を行い、痛みを緩和させる方法です。
    ただし、椎間板を治すことはできないので根本的に治すためには手術が必要です。

  • question

    腰痛になったら普段から気を付けることはありますか?

    answer

    重い荷物を持ったり、長時間腰に負担がかかる姿勢はなるべく避けるようにしましょう。

治療一覧

  • DST法
    (ディスクシール)

    DST法 ディスクシール DST法 ディスクシール

    2010年代よりアメリカで開始された椎間板治療。手術後の患者を含めて、極めて幅広い疾患に適応可能。唯一「椎間板修復・再生」が可能な治療です。『オぺレーション・ジャパン(株)調べ』

    自由診療
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  • PIDD法
    (インプラント)

    PIDD法 インプラント PIDD法 インプラント

    2000年代より行われている椎間板インプラント治療。PLDDのように治療後の椎間板の損傷がなく効果も見込める。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。

    自由診療
    詳しくはこちら
  • ハイブリッドレーザー治療

    ハイブリッドレーザー治療 ハイブリッドレーザー治療

    PLDDとPODDのメリットを合わせた治療。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。

    自由診療
    詳しくはこちら
  • PODD法
    (オゾン)

    PODD法 オゾン PODD法 オゾン

    1990年代より主にヨーロッパで行われている椎間板オゾン治療。幅広い疾患に適応可能です。

    自由診療
    詳しくはこちら
  • PLDD法
    (レーザー)

    PLDD法 レーザー PLDD法 レーザー

    1980年代から日本でメジャーな日帰り椎間板レーザー治療。適応する疾患は椎間板ヘルニアのみです。

    自由診療
    詳しくはこちら
  • 腰痛特化型リハビリ

    腰痛特化型リハビリ 腰痛特化型リハビリ

    関節・筋肉・靭帯が原因となる腰痛疾患や症状を改善。最新腰痛治療機器を使用し、専属トレーナーがマンツーマン形式で直接指導いたします。

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