繰り返す腰痛に悩む50代男性の椎間板ヘルニアの治療-DST法

50代 男性

問合せ内容

10年ほど前に突如、腰に激痛が生じ、MRI検査の結果、椎間板ヘルニアとの診断にて

ボルタレン座薬やロキソニンを処方され薬による保存療法を実施しましたが、その後も

定期的に腰痛が発生し、最近では3~4ヶ月置きに激痛が出ている状態です。

最近受診した際には椎間板ヘルニアに加えて脊柱管狭窄症と診断され、担当医師からは

内視鏡下椎間板摘出術またはヘルニコア治療を勧められております。

上記施術の妥当性や当院での治療法の詳細をお伺いした上で、最善の治療を受けたいと

考えております。

画像診断結果

主訴 

腰背部痛及び両大腿部のしびれ。10年前より。

MEDおよびヘルニコアを勧められている。

所見

L2/3 L3/4 L4/5 L5/S 椎間板変性症と椎間板ヘルニアを認めます。

 特にL2/3では前縦靱帯を超えている事から脱出型の様相を呈しています。

また、大腿前面の神経障害に関してはL2/3が主に関与しているものと推定します。

症状が激烈である場合には外科的手術を検討しますが、認容できる状態であればまずは

保存的治療(投薬+リハビリ+神経ブロック)が一般的ですが、保存的治療が効果不十分

であるならば担当医から勧められているヘルニコアも検討になります。

但し、ヘルニコアに関しては治療後に椎間板容量の減少が懸念されるため、椎間板容量が

既に減少している場合には長期的には腰椎不安定性を増悪させてしまう可能性がある事・

治療に際しては技術的に治療成績に差が出る事から担当医の先生にご説明を受けられる事

をお勧めします。

また当院の椎間板治療の場合には脱出型ヘルニアの原因である繊維輪損傷をDST法により

修復することになるので椎間板容量の減少に関しては予防が可能となりますが、問題点として

治療効果が出現するまでにはすでに脱出している髄核成分が吸収ないし沈静化するまで時間を

要する事があり、効果出現までには1~6ヶ月とばらつきがあることです。

なおDST法による有効率は腰痛に対しては80%前後・下肢の神経障害に対しては73-75

前後となっています。

病名:椎間板ヘルニア

DST法 4箇所

治療中の画像

 

DST法について詳しくはこちら
椎間板ヘルニアの治療に関する記事一覧